離れでの痛みからくる恐怖心を克服して弓道を楽しもう

離れでの痛みからくる恐怖心を克服して弓道を楽しもう
初心者の多くの方から「離れが怖い」ということを聞きます。 痛みを負ったために恐怖心が生まれたのです。 今回の「離れでの恐怖心を克服して弓道を楽しもう」では、離れでの恐怖心が少しでも消え、弓道を楽しいと思える手助けができればとおもっています。
目次

1.誰だって痛みは怖い

初心者の方が、離れが怖いと思うことは決して恥ずかしいことではありません。 離れでの恐怖心は、「離れにおいて痛みの伴うイメージを植え付けてしまった」場合と、「実際に痛い思いをした」の大きく分けて2つです。 どんなにベテランの方でも離れで腕に弦が当たり出せば怖いと感じるものです。 私もベテランというほどには日が浅すぎますが、弓道が上達してきたと感じだした時期に、腕に弦が当たり、しこりができたことがあります。 さらにまた同じ場所に当たるので痛みはいつまでたっても続き、とても悩みましたし、離れを行うのが怖いと感じました。 友人の中にも離れで顔をはじかれ、「弦にビンタされた!」と言って、怖がっていた様子を覚えています。 今回は、実際に腕や顔に当たって痛い思いをした場合の、恐怖心の克服の方法を考えていきましょう。

2. なぜ離れで体に当たるのか

本来であれば、弦が体に当たることはありえません。 試しに押手の弓と引手の弦を持った状態で、その間の距離を30センチくらいにしてみてください。 それを離してみましょう。 弦はどのように動きましたか? きちんと双方に正しい力が入っていれば、腕には当たらず押手の親指のあたりで止まるかと思います。 上手にできれば、弓返りをしますが、初心者の方はまだそこまでを求めなくても大丈夫です。 そのときに腕に当たるようであれば、押手の力が弱いか、引手のひねりが甘い可能性があります。 輪ゴムを両手で引っ張って片手を離してみるとまっすぐ反対側の手にあたりますよね。 離れで顔や腕に当たる人は、その輪ゴムのようにまっすぐ引っ張っています。 ひねりがない状態だからです。 このように離れを前離れ(まえばなれ)といい、連続して当たると私のようにしこりができたり出血してしまうことがあるのです。

3. 弓道での前離れを克服しよう

前離れを克服するにはまず、引手を見直す必要があります。 弓道には懸口十文字という考え方があります。 弓構えの際に、弦とかけ枕(かけの弦をかける硬い部分)が自分で見て漢字の「十」になった状態を会までを維持します。 かけ枕がかちっと弦にはまったことを確認してください。 引手を外側に反らすイメージです。 それから引き分けの際に前方から見て引手(右手)の甲が外向きではなく上向きになるようにします。 上向きにすると腕を使ってひねることができます。 ここで注意すべき点は手首だけでひねらないことです。 手首だけでなんとかしようとすると無駄なところに力が入ってしまい、引手を痛めてしまう可能性があります。 そこまでできたら、あとは怖がらずに離すだけです。 その怖がらずに、がおそらく一番難しい点ですが、恐怖心がある状態では悪いイメージがついてしまいます。 また、恐怖から弓が体から離れてしまうと、弓の支えがなく不安定になってしまい、逆効果になってしまいます。 できるだけ矢がまっすぐぱんっと飛ぶイメージを具体的に持つことが上達へ近づきます。
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