目次
1. 胴造りのやり方
足踏み後、顔向けを戻します。 そして弓の先端を床につけて弓を返し、弓の末端を左膝がしらに持っていきます。 右手は腰に添える。 これが胴造りの基本的なやり方になります。 実にシンプルですが、おさえておきたいポイントがあります。 次でおさえておきたいポイントについて解説します。2. これだけはおさえておきたい!胴造りのポイント
弓道の射法八節中、2番目にくる胴造り。 この動作では上半身の基盤を整えるというのは冒頭で述べました。 ではどういったポイントをおさえていればいいのでしょうか。 ここでは、これだけはおさえておきたいというポイントを解説します。ポイント1 三重十文字が整っている
三重十文字とは、次の3つの横の線と、頭上から垂直に下した線との交わりのことをいいます。 ・両肩を結ぶ線 ・腰を結ぶ線 ・両足の土ふまずを結ぶ線 この3つの線はあくまで頭上から見て水平になるようにします。 3つの線と垂直線の交わりが正しく行われていると上半身が整います。ポイント2 お腹が前に出ていない
お腹が前に出てしまうと、肩が必要以上に落ち込んでしまいます。 そしてお腹が出てしまうと、下半身と上半身が断裂した状態になります。 加えて、上半身の縦のラインが曲がってしまい上半身の基盤が整いません。ポイント3 腰から頭の上にかけて背筋はまっすぐ伸びている
さきほどのお腹が前に出ていないと通じる点がありますが、腰から頭の上にかけてまっすぐ伸びていることも重要なポイントです。 この時にあごを軽く引くようにすると、背筋が伸びやすくなります。ポイント4 軽く胸が開いている
弓道では胸を開き、弓の間に体を割って入るように引分けを行います。 胸を開く動作は、引分け直前などですぐにできる動作ではありませんので、胴造りで予備動作を行っておきます。 それが軽く胸を開いておくことです。ポイント5 左右の偏りがない
左右どちらかに、胴造り時から偏りがあれば、それ以降の動作もすべてどちらかに偏った状態、もしくはどこかで不自然にバランスを取ろうとしてしまいます。 そうはならないために、きちんと中立の姿勢にします。3. 胴造りを上達させる練習方法
さきほどのポイントをもとに、胴造りを上達させる練習方法を解説します。三重十文字を整える練習
三重十文字を整えるには、壁を利用します。 1人では確認しにくい練習ですので、人に協力を要請しましょう。 まず壁に両踵をつけます。 そこから弓は持たず胴造りを行います。 そして、協力者に側面から肩、腰、足が同じ位置に来ているかを確認してもらいます。 早々頭の上から確認できる場所というのはありませんが、このようにして三重十文字を整える練習ができます。下腹部に少し力を入れる練習
姿勢を正すときに、背筋だけ無理矢理伸ばすのではなく、下腹部に少し力を入れることで背筋が伸びやすくなります。 力を入れるのは、へそ下部分です。 なかなかへそ下部分だけに力を入れるのが難しいので、息を吐き切ることで練習していきます。 息を吐き切るためには、上腹部から下腹部にかけて力が入っていきます。 これを繰り返して、息を吐き切った後の下腹部の力の入り加減を覚えます。 そして、今度は通常の状態でも下腹部に力を入れることができるように意識していきます。肛門をしめる練習
これは下腹部に力を入れることとセットで合わせてやりたい練習です。 前後に力を加えることで、背筋が伸びやすくお腹も出にくくなります。 この練習はいたってシンプルで、肛門をしめるようにします。 もし難しく感じられるならば、お尻の筋肉に力を入れるようにしてみてください。胸を開く練習
まず体の側面より後ろ側に腕を持っていきます。 そして、肩甲骨が寄っている感覚を確認して、寄った肩甲骨を離さないように腕だけを前に戻します。 実はこの状態が胸を開いた状態なのです。 この練習を繰り返し行って胸を開いた感覚を身につけます。 以上胴造りのやり方とコツについて解説しました。 胴造りで上半身の基盤を整えて、より弓道を上達させていきましょう。射法八節を極めたい方へ射法八節を完全習得し中・貫・久を鍛える方法天皇杯覇者・土佐正明先生による「射法八節習得プログラム」。足踏みから残心まで各節を体系的に学び、試合で勝てる射を身につけられます。射法八節習得プログラムを見る →→ 弓道上達教材の比較レビューはこちら※ 広告リンク監修: 土佐正明(天皇杯覇者)
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