弓道の胴造りが反る原因と解消する3つの方法

弓道の胴造りが反る原因と解消する3つの方法
胴造りとは、弓道の射法八節の中で足踏みに続く二節目の項目になります。足踏みの上に正しく腰を据え、上体を伸ばし心気を整える動作をいいます。
目次

1.胴造りのポイントとは

胴造りとは、正しい足踏みを基礎として、両足とともに腰を据えて、上体を正しく安静に保ちます。背筋とうなじを伸ばし、体の重心を腰の中央に置くような気持ちで、ヘソの下にある丹田に気を集中させ呼吸を整えます。 また、胴造りは終始行射の基盤となる動作です。背骨、首すじを伸ばして自然に保ち、両肩の力を抜いて、足踏みの線と腰の線、両肩の線を平行にして、縦線の伸びと合わせて「三重十文字」を意識することが大切です。 胴造りは、両足と両腰を安定させて立つ「中胴」を心がけ、前後左右にぶれないように注意します。重心のかけ方は骨格の違いなどによって人それぞれになるので、極端に鳩胸、出尻になったり、肩線が抜けないようにすればいいでしょう。 無理に方にはめようとすると、かえってバランスが崩れる場合もあるので、ここでも自分に合った最適の型を見つけることが重要になってきます。

2. 胴造りが崩れる原因

正しい足踏みの上に腰を据えしっかり重心をのせていないと、胴造りは崩れやすくなります。 胴造りの重心は、体の中心よりも少し前になるのが理想です。爪先に体重を乗せる気持ちで縦線を意識します。 腰が折れる(腰抜け)と重心が前に行き過ぎ、胸の前に力がこもった反る体勢になると重心が後ろに行き過ぎて、縦線が出来ていない状態になります。三重十文字を意識して、胴造りが崩れないようにすることが大切です。 胴造りに大切なことは、前後にゆれない姿勢を作ることです。両ひざを軽くしめ、両肩、腰、両足の線が上から見てきれいに重なるようにして、丹田に気息を落とすようにします。 重心を少し前にすることで、胸割りや、体全体で離れることを感じることができます。

3. 体の傾きと体のねじれ

胴造りの左右のバランスがもっともいい状態は中胴が基本です。 胴造りは五胴と呼ばれる、反、屈、懸、退、中の5種類の姿勢があります。これらは昔、戦の場での応用動作として、目標の位置や距離に合わせて使い分けられていたといいます。 反る(そる)胴は、上体は後ろに反り返り、重心が後ろになりやすいため、矢は後ろに行きやすくなります。遠距離を射るのに適した胴造りです。 屈む(かがむ)胴は、上体が前屈して充分な伸びが得られなくなります。船上や馬上など揺れの激しい場合や鎧を着た時の胴造りです。 屈む胴には、脊柱湾曲型、伏せ型、出尻鳩胸型の3種類があります。 出尻鳩胸は、お尻を後ろに突き出し、胸を前に突き出した姿勢を指します。足踏みが狭い時、上体に力が入り過ぎる時、腰を詰め過ぎる時になることが多くあります。 これは、足踏みを正しく行ない、背骨、首筋を伸ばして自然に保ち、両肩の力を抜いて、縦線の伸びを意識することが重要になってきます。 懸る(かかる)胴は、身体が的の方に突っ込む胴造りで、腰が右に位置していることが多くなります。押手の力が働かないのですが、的が近い時や低い時に適しています。 退く(のく)胴は、身体が的と反対側に傾く胴造りで、これも押手の力が聞かなくなります。遠方や高いところのものを射るのには適しています。 中胴は、両足、両腰を安定させた中正な胴造りで、身体が最も安定します。近的射にはこの胴造りが適しています。 中胴以外の胴造りは、体の傾きやねじれといった正しくない射癖となるため、基本である、中胴を体に覚えさせることで弓道上達が期待できるようになるでしょう。
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