弓道の弓返りと打ち切りの違いと手の内の使い方

弓道の弓返りと打ち切りの違いと手の内の使い方
あなたは弓返りできていますか? 必ずしなくてはならないというわけではありませんが、射が上達した人は自然とできるようになっていきます。 今回の「弓返りと打ち切り」では、弓返りと打ち切りについてご説明します。
目次

1.弓道で打ち切りとは

打ち切りという言葉を聞いたことがありますか? テレビや漫画の連載などが、途中で中断されるときに使用されますよね。 弓道でも打ち切りという言葉を使うことがあります。 弓を強く握りしめ、弓返りをさせないことを意味します。 弓返りしないのではなく、弓返りさせないのです。 本来、正しい射形でいれば、弓返りはするものです。 それが、上達の個人差や力の加え方、手の内の整え方によっては返らないことがあります。 打ち切りは、そうではなく、故意に返させないことです。 なぜ弓道でそのような言葉が存在するのかというと、昔、合戦で弓を使っていた頃、弓返りが原因で弓が海に落ちないように弓の勢いを打ち切っていたため、その言葉ができたそうです。※諸説あり 今では弓返りできていないことを指すこともあります。

2. 手の内の考え方

弓返りできる同級生は1年次からできていたし、3年生になってできるようになった者もいて、さまざまでした。 3年生でできた者は、驚きのあまり、思わず「わぁぁ」と言って手を離していました。 では、できるできないの差はいったい何なのでしょうか。 それは手の内です。 手の内の整え方をどのように理解しているかで、できるできないが分かれます。 私の手の内の考え方は、「優しく握る」でした。 しかし、友人は握るではなく「優しく包む」というものでした。 この、握ると包むが大きな差のようです。 私は握る感覚でいたので、どうしても押手に力が入って、腕が全体的に力んでしまっていました。 しかし、包む感覚というは、最低限の力で手の内を整え、うまく体を開くことで力みを無くしているようでした。 それがわかってから弓返りできるように練習し始めましたが、時間も足りず間に合いませんでした。 私は学生時代とうとう一度も弓返りをしませんでした。 練習中にどこに重きを置くかでもできるできないが分かれてくると思います。 私はどちらかといえば中りにこだわるタイプでしたので、中らなくなったら射形を見直すことが多かったのですが、きれいな射形ができてこそ中ると考えているタイプは、やはり自分の射形をよく見ていました。 引いては見直し、引いては見直し、そういうふうにしていたので、気づけば弓返りができていたし、昇段審査の審査員が彼女の射形をとてもほめていたのを覚えています。 弓返りは1日ではできるようにはなりません。 あなたもコツコツと地道に練習を重ねて弓返りができるようになると良いですね。
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