弓道で会がもてない原因と対策を徹底解説

弓道で会がもてない原因と対策を徹底解説
悪い射の例としてよくあげられるのが”早気”ではないかと思います。 早気とは文字通り、会がなく早く離れをしてしまう弓道の射形のことです。 逆に今度は会をもちすぎて離れが出せない”もたれ”もあります。 もたれよりは早気になることが多いです。 会がもてないと、的中も射形も安定しなくなります。 ではなぜ会がもてなくなってしまうのでしょう。 今回は会がもてない原因とその対策を3つのパートにわけて解説しました。 もてない原因とその対策を押さえて、さらなる弓道上達を目指していきましょう。
目次

1. そもそも会の必要性とは何か

早気になった初期は多くの場合的中があがります。 会がなくても中る→だったら会は必要ない このような思考を繰り返していくうちに、会をもとうと思ってももてない状態に陥ります。 それが本格的な早気です。 では、会がなくても的中はできるのに、なぜあえて会という動作が必要なのでしょうか。 会では見た目にわかるほどの大きな動作ではありませんが、詰め合いと伸び合いといった静かな動作を行います。 この詰め合いと伸び合いをしっかり行うために数秒間の間ができ、それが”会をもっている”状態となります。 言い換えれば、会とは止まっているようで止まっていてはいけないのです。 じわーっと左右に均等に伸び続けています。 この伸び続ける動作をしっかり行うことで安定した射形、的中、貫徹力を生み出すことができるのです。

2. なぜ会がもてなくなる?

会は安定した射形、的中、貫徹力のためじわーっと左右に伸び続けている間だといいました。 ではなぜ会がもてなくなってしまうのでしょうか。 もてなくなる原因は、大きく2つです。

■ 会がなくても中る

具体的に解説しますと、「会がなくても中る」状態が続くことがあります。 それは離れの時に左手の押し込むタイミング、右手の離れのタイミングが一致しているときに中ります。 このタイミングがしばらく続いてしまうため、だんだんと「会はなくても中るんだ」という気持ちになってきます。 必要性を感じないものは省きたくなります。 そうして会の必要性を感じなくなり、会をもたなくなります。 しかし左右の離れのタイミングが延々に一致する事はありません。 そのうちタイミングが狂い始め、的中の下落がはじまります。 その後、射形会を持とうとしたときには早気の習慣がすっかり身についてしまっていて、なかなか会を持つことが難しくなっています。

■ 早く離したい焦りの気持ち

皆中が目前に迫ったとき、こんな気持ちになったことはありませんか。 早く離したい、と。 また段級審査、試合といった緊張する場面であればあるほど早く離して楽になりたいという気持ちが強まります。 何度もいうように、会は決して見た目でわかるほどの動きはありません。 そして、それは引いている人にとっては苦痛な時間になりうるのです。 伸びることよりも緊張やプレッシャーに意識が向いてしまい、焦り、不安がいりまじったある種のパニック状態に陥ります。 そうなると早く離れをしてこの場を終わらせてしまいたくなり、会を持たず離れをしてしまいがちです。

3. もてなくなる前後の対策

会がもてなくなる前の対策と、もてなくなってしまった後の対策は異なります。 ここではもてなくなる前後の対策を解説します。

【 会がもてなくなる前 】

・会で完全停止せず、左右にずっと伸び続ける ・会の必要性を理解しておく ・的中率だけで射形を判断しない 会がもてなくなる前では、主に会の必要性の理解、伸び続ける感覚、的中に左右されない意識を持つことが対策となります。

【 会がもてなくなった後 】

・静かにゆっくり会で呼吸をする ・なぜ会をもちたいのかを考える ・なぜ会をもたなくなったのかを考える ・左右に伸び続ける感覚を養う 会がもてなくなってしまった後では、会がもてなくなった経過、原因意識、呼吸と伸び続ける感覚を養います。 以上3つのパートにわけて会がもてない原因と対策について解説しました。 早気になる前の予防として、早気になった改善策として今回の原因と対策が活用できます。 会をしっかりもって、さらなる弓道上達へつなげましょう。
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