胴造りでの丹田の意識の仕方|弓道が上達する練習方法
みなさんは胴造りをどのように行っていますか。弓の最下部を膝に配置して終わっていますか。そうであるともったいないです。
胴造りがきちんとできているかは、その後の射法八節に大いに関係するからです。
今回は胴造りのポイントとして、丹田の意識の仕方を解説しました。丹田をしっかり意識できるようにして、胴造りを安定させましょう。
1. 弓道の重心取りのコツは丹田にある!
今回の本題は胴造りですが、実は弓道全体の重心取りのコツは丹田にあります。
なぜなら、弓道の重心は左右の足の親指とかかとをクロスさせるように結んだ交点に置きます。
この重心は指導者などによって様々な言われようがされると思いますが、基本はさきほど述べた交点です。
この交点に重心を置くときに、丹田に意識を持つことでスムーズに置くことができます。
弓道では胴造りで置いた重心はそれ以降移動することがありません。重心は目に見えるものではありません。
それだからこそ苦しむものだとは思いますが、丹田を意識してそこに力を入れることができれば弓道は上達していきます。
2. 丹田はどこにあるのか?丹田の場所と意識の仕方
さて、では丹田とはいったい体のどこをいうのでしょうか。
丹田とは、へそ下あたりのことをさします。人によっては下っ腹と言われているかもしれません。
下っ腹と丹田とは、示す範囲の違いです。下っ腹は丹田を含めたお腹の下側全体をいいますが、丹田とはへそ下あたりの点だと思ってください。
この丹田を意識する方法は次の通りです。
① 背筋を伸ばします
② 下っ腹に力を入れます
③ へそ下に縦に指を当てて少し押します
④ そのまま呼吸を何度か繰り返します、その際丹田とはこの位置であるとしっかり意識しながら呼吸をしてください
この方法で丹田の場所の確認と意識ができます。
3. 普段の練習時から心がけたい胴造り
胴造りは本来中の胴造りが望ましいといわれます。
これは、反ったり屈んだり偏ったりしないバランスの取れた胴造りのことです。
バランスの取れた胴造りは、必要な力がきちんと入っている状態になります。
そこで普段の練習時から丹田を意識しておくようにします。
普段の練習時から心がけたい胴造りとしては、姿勢と丹田です。
姿勢は頭の頂点を引っ張られるようにすっと伸ばしている状態です。
その時呼吸を整えながらすっと丹田を意識します。
丹田に意識するだけでなく、下っ腹に少し力を入れてください。
そうすることで、意識することに加えて重心を安定させることができます。
以上3つにわけて丹田の場所と意識の仕方、さらには普段の練習時に胴造りで心がけたいことを解説しました。
どうにも抽象的なことに関しては取り組みが難しいものですが、この丹田の意識の仕方で弓道の上達率が変わってきます。
ぜひ普段の練習時から心がけてみてください。
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