弓道で胸弦がつかない人が見直すべきポイント
弓道は同じ動作の繰り返しです。ひたすら繰り返すのに、同じ瞬間は二度と訪れない。
これが弓道のだいご味であり、楽しみでしょう。しかし同じ瞬間は訪れないにしても、同じように引く技術は求められます。
その繰り返しの中で、いつしか胸弦がつかないといった事態が起こってしまうかもしれません。
変わったことをしていないのに、胸弦がつかなくなった。もしくは、なかなか胸弦がつかない。
そういった事態に陥ると、何が問題なのでしょうか。
今回は胸弦がつかないと何が問題なのか、胸弦を付けるためにはどうしたらいいのかということを解説します。
1. 胸弦がつかないと問題な理由
胸弦がつかないと何が問題なのか。
それは、射形全体の不安定さと、縮こまった射形になる点に問題があります。
男女問わず、胸に弦がつくのが弓道です。
これは正しく胸を開いて弓を引くと、左手や右手の位置から必ず胸に弦がつくためです。
手の内がきちんと働いていれば弦が腕などを払うことはありません。
話が少しそれてしまいましたが、なぜ射形全体が不安定になったり縮こまってしまうのか。
先ほど胸弦は正しく弓を引くと必ず付くものだ、と述べました。
この胸に弦がついていると、弓を安定させる役目があります。
左手、右手、胸弦、この3点で会でのバランスを保つことができます。
縮こまっているのは、同時に引分けが小さいことを示します。
引分けが不十分で、引分けきった際左手も右手も体の前側にきていると胸に弦はつきません。
小さい引分けでは、本来のキレのある離れも出せません。
これらの理由から、胸弦がつかないのは問題だと言われています。
2. 見直すべきポイント5点
ではそういった人が見直すべきポイントはどこなのでしょうか。
ここでは見直すべきポイントとして5点を挙げます。
ぜひ自分自身の射形に当てはめてチェックをしてみてください。
(1)大三ないし大二以降、息を詰まらせて引分けに入っていないか
大三ないし大二を取り終え、引分けに入るとき大きく息を吸い込みすぎて肩が上がっていないかをチェックします。
息を吸いながら動作を行うのは大切なことですが、度を越してしまってはもったいないです。
(2)引分け時右手の軌道が最短コースを通っていないか
引分け時の右手の軌道は、顔向けした右耳の後ろを通るイメージです。
この右耳の後ろを通そうと思うと、大きく引くほか手段がありません。
これが右耳の後ろを通らずストンと最短コースを描けば、小さな引分けとなってしまいます。
(3)姿勢が前傾、もしくは猫背になっていないか
姿勢が前傾や猫背になっていると、胸が開いていないということになります。
この胸が開いていない状態だと、大きく引分けることができず縮こまった不安定な射形になってしまいます。
(4)弓力に自分自身が負けていないか
弓力に自分自身が負けてしまうと、大きく引くことができず小さな射形になります。
さらに無理をしているため、しなやかさ、伸びといったことができなくなります。
(5)握りの大きさが合っているか
握りの大きさが合っていないと、左手が体より前後に出てしまいます。
これは左手に意識がいってしまうためです。
この左手に意識がいってしまうと、右手がおろそかになってしまいます。
握りが合っていないために左右バランスを崩していませんか。
以上、胸弦がつかないための問題点と、その人が見直すべきポイントについて解説しました。
胸弦がつかないという現象だけで、様々な角度からの見直しが必要になります。
様々な角度からの見直しは、将来的に弓道をより上達させていくのに大切なことです。
放置したりせず、より上達させていく礎として自分自身の射形を見直してみてください。
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