礼射系と武射系について | 弓道が上達する練習方法

能や歌舞伎のように、弓道にも流派があるのはご存知でしょうか。

小笠原流、日置流などがありますが、ここではざっくりと「礼射系」と「武射系」としてそれぞれの特徴・強みを3つ解説します。

それぞれの特徴・強みを知ることで弓道が上達する練習方法が見いだせますよ。


1. 礼射系と武射系について

現在では「正面」「斜面」といった言葉がなじみがあるかと思います。礼射系と武射系というのは、ずばりこの「正面」「斜面」のことをさします。

これは弓構えから打起しのことをさしているのですが、この正面・斜面というのは「小笠原流」「日置流」と言い換えることができます。

小笠原流は礼法儀式重きを置き、日置流は射技に重きを置いていたという時代背景があります。

そのため平たく言えば、礼射系は礼儀作法重視、武射系は矢の速度・貫徹力といった射技重視といえます。


2. 礼射系と武射系の違い

大きなくくりである射法八節は変わりませんが、「正面」「斜面」と呼称が示すように両射系に違いがあります。

大きな両射系の違いとしては次の3点があげられます。


1. 足踏み

礼射系の足踏みは「一足開き」で、武射系の足踏みは「二足開き」です。一足開きの場合、的を見定めたまま右足を左足へいったん寄せて踏み開きます。

ずっと的を見定めたままなので、視線での狙いがブレにくいです。二足開きの場合、的を見定めたまま左足を半足踏み開き視線を足元へ降ろし右足を踏み開きます。

的を見定めたまま半足踏み開いた足が軸になりますので、体での狙いがブレにくいです。


2. 弓構え

取懸けは双方同じですが、異なるのは手の内です。




礼射系では手の内は大三で完成させるものとして、弓構え時には未完成にとどめます。

一方の武射系では弓構え時に手の内を完成させます。

それは手の内を早期に完成させることで弓をねじる力が増し、速度・貫徹力などを向上させる目的があったためでしょう。


3. 引分け

礼射系は多くの場合大三を取ったのち引分けます。

武射系は打起したその状態が礼射系の大三であり、三分の二を取ります。


3. どちらの系統に向いているかのセルフチェック

指導者がいる場合、その指導者によって系統は決まりますが、どちらの系統に向いているかというのが自分自身でつかむことが出来ると弓道上達につながります。

礼射系は礼儀作法という点よりも、左右均等なバランスが重要になります。

正面の呼称が示すように真正面から見た時の形を重視している射系なので、どちらかへの偏りは望ましくありません。

武射系は左手に重きを置くため、左手が強い方がむいているといえます。

弓構え時に完成させた手の内はその後崩しません。そのため引分け時からねじ絞る力を大きく必要とします。

また上の両射系の特徴を自分自身に当てはめると、左手と右手どちらが強いか、または左右均等なバランスなのかということを知ることができます。

指導者に従うは従うべきですが、自分自身がどちらの系統の特徴に近いのか知っておけば改善、射の向上もしやすいです。

以上礼射系と武射系の特徴・強みを解説しました。

それぞれ重きを置くポイントが異なるため、礼射系・武射系それぞれのポイントをおさえた練習方法を取り入れると弓道が上達します。







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