すり足のやり方とコツ|弓道が上達する練習方法
道場内での移動はすり足が基本です。ばたばた、どたどたと足音をたてて歩くのはNGです。
すり足で進むことで、静かで落ち着いた印象のまま移動することが可能になります。礼に始まり礼に終わる弓道らしい作法です。
しかし、問題はすり足のやり方がいまいちわからない時です。
なんとなく足の裏を床になるべくつけながら進んでいるという人もいるのではないでしょうか。
今回はきちんと教えてもらう機会の少ないすり足のやり方とコツについて解説します。
1. すり足では姿勢の維持ができる
すり足の時に普通に歩くように足を運んでいませんか。
実はすり足の時には普通の足の運び方とは少々変わった運び方をしています。
通常私たちが歩くときには、骨格などの問題から前傾姿勢で歩いています。
通常歩くとなると、わずかな時間の間だけ片足状態になります。
しかし、すり足になると話は別です。文字通り”擦る”ようにして歩きます。
足を擦るように進むと何がいいのかといえば、正した姿勢が崩れにくいことです。
道場内で師範代や熟練者の人の歩き方を見ていると、伸びた姿勢のまま歩いているのが確認できます。
姿勢を重要視する弓道では、歩く時でさえ姿勢を維持しておくのも洗練された技術の一つなのです。
しかし、足をできるだけ浮かさずに進んでいくすり足は見た目だけマネてもなかなか上達しません。
どうすればすり足が上達するのか。
ポイントは重心にあります。
次の項目ですり足をうまくやるコツについて解説します。
2. すり足をうまくやるコツ
さきほどすり足を上達させるポイントは重心にあると述べました。
では体の重心とはいったいどこにあるのでしょうか。答えは、腰です。
弓道が上達する練習方法の中の至る所に腰づかいが取り上げられるほど、腰づかいは弓道の上達に欠かせない要素です。
それはすり足においても同じことが言えます。腰を押されるような感覚で体を前に運んでいきます。
また、通常歩くとなれば、足先を交互に出していくイメージとなります。
しかしすり足では、太ももから交互に出していくイメージになります。
なぜ足先ではないのか。足先は腰から離れた位置にあるため、腰を安定させる動きと、足先を動かして前に進みたいという行動がなかなか連動しにくいためです。
それに比べ太ももは腰にすぐ近い位置にあります。
近い位置にあれば、腰が押される感覚に伴って太ももも前に送り出すという連動した動きが望めます。
落ちついたゆっくりとした動作が基本の弓道ではあまりないことですが、急いで移動しようとして足先を使って移動しようとするとうまくすり足ができません。
以上すり足のやり方とコツについて解説しました。
なかなかすり足について学ぶ機会は少ないと思いますので、この機会にしっかりポイントを押さえておきましょう。
そして、射形のみならずその他の動作まで上達させて、弓道人としてのレベルアップをはかっていきましょう。
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