会で重要な筋力の鍛え方|弓道が上達する練習方法
弓道ではこれといって特別に筋力は必要ではない、と言われます。
力頼みで弓を引くのではなく、体だで引くのが弓道だというのは、弓道をする上で是非到達したい地点ですね。
しかし現実問題、ある程度筋力がなければ弓が引けません。そしてある程度筋力がなければ会が保てません。
そこで今回は会で重要な筋力の鍛え方として、まず会で必要な筋肉とその筋肉の鍛え方について解説します。
必要な筋肉を鍛えて、弓道上達へつなげましょう。
1. これはおさえておきたい!会で使う筋肉
まず会で特に使う筋肉は次のようになります。
・前腕筋
腕の中でも特に手首に近い部分を指します。
・上腕三頭筋
腕を曲げたときの力こぶができるのが上腕二頭筋と呼ばれます。
上腕三頭筋はその背面に位置する筋肉で、二の腕と呼ばれる部分が該当します。
・三角筋
肩の骨周囲をぐるっと囲う筋肉になります。
・僧帽筋
前側から見れば首筋と鎖骨をつなぐ筋肉で、後ろ側から見れば首から肩甲骨あたりにまでかかる大きな筋肉になります。
・広背筋
僧帽筋の下に位置する、いわゆる背筋と呼ばれる筋肉です。
・大胸筋
胸にある大きな筋肉です。ではそれぞれの筋肉が会の時どのように使っているか次でお話ししましょう。
2. それぞれの筋肉を会の時どのように使っているか
それぞれの筋肉がどのように会で使われているかを個別にお話します。
・前腕筋
前腕は左手では時計回りにねじる力をかけるのに、右手では反時計回りのねじる力をかけるのに使います。
この筋力が弱いと十分なねじる力をかけることができません。
・上腕三頭筋
背中から左右に伸び続けるときに重要となります。左腕は弓を的方向に押し続ける、ねじる力をより強くするために使います。
右腕は会にてずっと引分け続けているかのような伸びをするのに使います。
・三角筋
前腕、上腕三頭筋で弓をねじったり押していたりしてもそれが腕だけでは不十分なのです。
会での背中からの伸びる力を弓まで一直線に伝えるために、肩にある三角筋は使われます。
・僧帽筋
この僧帽筋は背中の筋肉の中でも大きな筋肉で、会では十文字を崩さないために使います。
十文字とは頭の先から垂直におろした線と、両肩を結んだ線のことをいいます。
左右どちらの方向にも均一に伸び続けるために会では使われます。
・広背筋
広背筋も左右均一に伸び続けるために使われます。
僧帽筋が上側に位置しているのに対して、広背筋は下側に位置していますので、僧帽筋が左右に力をかけるのをサポートする役目も担っています。
・大胸筋
会では肩を開くために大胸筋を使います。
しぼんだ肩では伸び続けることは不可能なため、適切に肩を開く必要があります。
3. 必要な筋肉を鍛える方法
様々なトレーニング方法がありますが、ここでは道具不要で手軽にできる筋肉を鍛える方法をご紹介します。
【 壁押し 】
片腕を壁に当てます。この際肩から真っ直ぐ壁に当てます。そしてフルパワーで10秒間押します。
10秒経ったら離し、30秒インターバルを置いて再び10秒フルパワーで押します。
まずは自分が限界と思う回数まで行います。そして慣れてきたらどんどん回数を増やします。この方法で鍛えられる筋肉は次の通りです。
・前腕筋
・三角筋
・上腕三頭筋
・僧帽筋
【 プッシュ 】
両手を胸の前で合掌します。合掌した手を10秒間押し合います。
10秒間押し合った後、胸の前で手をたがい違いに組みます。たがい違いに組んだ手を左右に10秒間引っ張ります。
5回程度行います。もっと回数がこなせる場合にはもっとしてもいいでしょう。この方法で鍛えられる筋肉は次の通りです。
・大胸筋
・僧帽筋
・広背筋
以上3つにわけて会で重要な筋力と鍛え方まで解説しました。
筋力は一長一短にはつきませんので、地道に鍛えて下さい。そしてさらなる弓道上達を目指していきましょう。
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