正面の構えと斜面の構えについて|弓道が上達する練習方法
弓道において2種類の射型があるのはご存知かと思います。
礼射系と武射系ですが、多くの場合「正面」「斜面」と呼ばれます。
今回はその正面と斜面それぞれの構えについてと、正面の構えについての4つのポイントを解説します。
このポイントを知って弓道のさらなる上達を目指しましょう。
1. 正面と斜面のそれぞれの特長
正面は「礼射系」と呼ばれる射型で、主に全体から見てのパワーバランスを重視しています。
左右どちらか片方に力が偏るのではなく、均等に力をかけていきます。
そして正面という異名の通り、弓構えと打起しが体の正面で行われます。
手の内は大三を取る際に完成されます。
斜面は「武射系」と呼ばれる射型で、主に武射としてならでは的中にこだわったパワーバランスをしています。
左手にかける力が強いのです。
もちろん左手だけに力をかけるわけではありませんが、正面より左手を重視しています。
手の内は弓構え時に完成してしまい、あとはねじる力を最大限発揮するようになっているのが斜面の射型の特長です。
正面か斜面かは指導者がいる場合、その指導者によるかと思います。
2. これだけはおさえておきたい!正面の構えのポイント4つ
今回正面と斜面とあるうち、正面の構えについてこれだけはおさえておきたいというポイント4つを解説します。
ポイント1 顔が弦と弓の間にある
正面の構えでは文字通り体の正面で動作を行いますが、この時気を付けたいのが顔の見える位置です。
胴造りや弓構え時には、真正面から見て顔が弦と弓の間にきます。
この時体がねじれていてはいけません。
真正面から見て、顔が弦と弓の間に来るように構えます。
ポイント2 肘をはる
肘をはるのは大三で、というわけではありません。
もちろん大三で肘をはります。
しかし肘をはるのは大三だけではなく、弓構え時にも肘をはります。
この胴造り、弓構え時の肘のはりは打起し後の引分けへのスムーズな導入になります。
大木を抱えるようにだけでなく、肘を少しはってみましょう。
ポイント3 手の内を作る際体を曲げない
手の内を作る際、正面の構えでは手元がよく見えません。
そのため弓道をはじめて間もないころには、つい前方へ上体を倒して手の内を確認しようとしてしまいます。
それでは足踏み、胴造りで整えていた姿勢が崩れてしまいます。
手の内を作る際、気になるかとは思いますが上体は倒さないようにしましょう。
ポイント4 手の内で中指と薬指に力を入れない
正面の手の内では、虎口を巻き込み天文筋を当てたあとは、三本の指を握りにそろえるように当てます。
この時小指に力を入れると思いますが、勢い余って中指・薬指にも力が入ってしまうことがあります。
中指と薬指に力が入ってしまうと、小指は遊んでしまい天文筋が浮いていても気が付かない手の内になります。
三本の指中、力を入れるのは小指だけで他の指は力を入れないようにしましょう。
3.まとめ
今回は正面の構えと斜面の構えについて解説しました。
正面と斜面ではパワーバランスが異なり、左右でのパワーバランスが均等な正面では、どちからに偏りがでないようにしていきましょう。
そうすることでキレイな射型になります。
正射必中ともいいますように、キレイな射型は的中ももたらします。
正面の構えについて特長とポイントをおさえて、さらなる弓道の上達をしてきましょう。
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