澄ましの身につけ方|弓道が上達する練習方法
澄ましという言葉を知っていますか。
これは弓道用語で、心と気を落ち着け、体勢を整えて力の入り具合をよく考えることをいいます。
意味はさておき、この用語は一体いつ使われるものなのでしょう。
この澄ましは、残身で重視されるものです。
どんな風にどういった意味合いで重視されるのか。
今回は澄ましについての解説から、身につけ方まで解説します。
1. 澄ましとは
澄ましは弓道において、射を通しての心がまえとしての理想状態を説いています。
これは千葉範士、神永範士のお二方も残身における澄ましの重要性を説いています。
詳しい概念などは弓道教本第一巻に譲ります。
弓を引くときに無心であること、といった類の言葉を聞いたことがありますか。
煩悩や雑念を捨てて、無心で弓を引かなければならない。
言うは易く行うは難しです。
そう簡単に無心にはなれません。
練習をするほど、経験、知識、妄想、雑念といった様々な要素が増えていきます。
この様々な要素によって自分の引き方がわからなくなってしまう場合があります。
余分な意味のない動作を行い、心身ともに射の動作に悪い影響を与える。
こういった射の”ゆがみ”ともいえるものを除いた、理想の状態が「澄まし」なのです。
“ゆがみ”がない射の残身には、自然の余韻があります。
動作中になにかしらの”ゆがみ”がある場合、残身にはどこかわざとらしさが残ります。
例えば、身体がわずかばかり偏っていて、残身で本来の位置に戻すといったわざとの動作です。
こういったわざとの動作は何かしらの”ゆがみ”が原因かもしれません。
2. 澄ましの身につけ方
では、澄ましとはどうやったら身につけることができるのでしょうか。
ポイントはたった1つです。
それは、無理して形や見た目にとらわれないことです。
形や見た目にとらわれた射形というのは、身体に負担をかけている射形といえます。
体配においての動作も、射法八節の動作も、身体に負担をかけないようになっています。
腰を切るにしても、心身に負担のない体の運びのためにあります。
左右に押し開く動作にしても、身体の負担のない姿勢を取るためにあります。
弓道の各動作はあくまで基本形です。
そういった基本形を、自分の身体に合わせた形に適用していくことが上達には欠かせません。
全く同じ身体条件で弓が引ける人など存在しません。
理想形や憧れの人の射形があるにしても、全く同じように弓は引けません。
何かしら自分自身の身体に合わせた調整が必要になります。
身体に無理な負担をかけない射形を習得することが、ひいては澄ましが身に付くことへつながります。
以上澄ましについて解説しました。
弓道はシンプルであるがゆえに小手先のごまかしがきかないものです。
小手先のごまかしを身に付けてしまう前に、心身共に負担のない射を手に入れていきましょう。
そして、今よりさらに技術を上達させていきましょう。
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