弓道の昇段審査で緊張してしまうあなたへ
弓道が上達してきたら、昇段審査を受けます。
自分の引き方を見て評価をつけられるわけですから、緊張する人がほとんどでしょう。
今回の「弓道の昇段審査で平常心を保ちたいあなたへ」では、そんな緊張の中をどのようにすればよいのかをご説明します。
1.弓道の昇段審査とは?
武道には、級や段という階級があります。
弓道も例外ではありません。
その級や段を取得するためには初心者の方であれば、地方審査を受けます。
中には飛び級することもあり、初段を受けに来たのに弐段を取得する人もいます。
級の場合は実技だけですが、段位取得のためには知識も必要になります。
高校生以上の方は基本的には初段から挑戦することが多いようです。
実技は○か×で、知識には点数がつけられます。
射法八節が理解できているかを採点されるので、伝えたいことをきちんと文字に起こす練習をしておかなければなりません。
どちらが緊張するのかといえば、個人差はあるでしょうが、圧倒的に実技のほうが緊張します。
入場での立ち姿から、退場までのすべての動作を4、5人の錬士や藩士の先生方がチェックされます。
矢は2本(人手といいます)だけ放つことができ、的中するかどうかも関わってくることがあります。
体配という定められた動作の中で、いつもとは違う道場で、数人(見学者を含めるとそれ以上)の人にすべての動作を注目されて行いますので、平常心を保つということは至難の業です。
そんな緊張感とどのように向き合っていけばよいのでしょう。
2.緊張する理由とは?
人はだれしも緊張してしまうものです。
見た目にはわからない人や、がくがくと震えてしまう人までさまざまですが、そんな人たちは一体何が違うのでしょうか。
昇段審査であれば、「何度あの場に立っても緊張する」という人もいるくらいですので、場数をこなせば良いというわけではないようです。
とすれば、やはり考え方の違いではないでしょうか。
そもそも緊張感は、人の持っている能力を引き出してくれる、言わばスパイスのようなものです。
スパイスを入れると辛すぎたり、味がわからなくなってしまうのと同じように、緊張もしすぎると本来の力が出せなくなってしまいます。
これはどうやら人間の防衛本能が働いているそうで、筋肉が固くなったり、血流が早くなったりします。
緊張して体が伸びきれなかったり、自分でもわかるくらい心臓がドックンドックンと音を立てるのはまさにそれです。
また、「緊張しないようにしないといけない」という意識が緊張をより高めてしまいます。
もし好きな食べ物が目の前にあって、「絶対に食べないで」と言われたら、食べたくなりますよね。
目の前から隠したとしても、気になるのではないでしょうか。
それと同じことです。
「緊張しないように」という言葉で自分の気持ちを抑え込もうとすると逆効果になってしまうのです。
3.自分の緊張と向き合う?
過度な緊張をしてしまう人は、自分の緊張を認めることから始めましょう。
緊張する人の中には、「弓道は上達してきたし、緊張しているなんて恥ずかしいことだから隠さないと。」と思っている人もいるようです。
私に言わせれば昇段審査で緊張しない方がおかしいです。
「緊張しない」と言っている人は見栄を張っているのだと思って、気にしないのが一番です。
審査なのですから、他人がどうこう言うことに耳を貸さなくても構いません。
できるだけ否定形なイメージは避けて、「緊張してきたけど、落ち着いて丁寧にしよう」と思うのが良いでしょう。
そのときに、「いつも通りしよう」というと、「いつも通りってなんだっけ」と悩む人もいますので、丁寧にという表現にしました。
筋肉をほぐすためにストレッチを行うのも効果的です。
緊張しないというよりも、いつもとは違う状況で弓が引けることを楽しんで望んでください。
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