弓道弐段の昇段審査について

初段を取得して、次からは段数が数字で表されるようになってきます。

弐段、参段、四段と、漢字を使うのが一般的です。

今回の「弓道弐段の昇段審査について」では、弐段以上の審査についてご説明します。


1. 弓道弐段を取得する

大学生や一般の方は、最初に初段を受験する場合があります。

もしかしたら、初段は簡単に取得できたと思っている方もいるかもしれません。

実は、弐段まではさほど難しくはありません。

弓道がある程度上達していて、射法八節が理解できていて、矢所が乱れていない人であれば合格できます。

的に中ればなお良いですが、中てなければならないというわけではありません。

そのかわり目立つ射癖は治しておきましょう。

高校生であれば、受験者も多く、その分比較対象が増えるので、もしかしたら、きちんとできていても不合格になることもあるかもしれません。

もし可能であれば、審査員に不合格の理由を聞いてみても良いでしょう。

審査員は全体を見ているわけですから、きちんとしたアドバイスをもらえます。

もし、審査員が年配の方であれば、多少は言い方が強いことがあるかもしれませんが、それは弓道を愛しているが故です。

むしろ、そういう人は、練習したいと申し出れば、熱心に教えてくれます。

私も高校生の時に射癖があり、不合格だったことがありますが、合格者にはそういった指導はしてくれないので、たいへんためになりました。




しかも社会人の練習場で稽古をする機会を組んでくださり、いろいろと刺激になりました。


2. 弐段より上の段の審査を行う

弐段より上となると、中りがものをいうようになってきます。

参段取得の基準は、「射形定まり、体配落着き、気息整って、射術の運用法に従い、矢飛直く、的中稍々確実な者」です。

きちんとした射形ができていれば、おのずと中るのが当たり前という考え方です。

厳しいなと思うかもしれませんが、実際はそうですよね。

しかし、人間は機械ではないので、毎回同じ射形、同じ矢所というわけにはいきません。

自分では同じようにしていても普段とは違う状況で緊張だってするし、体調も常に同じというわけではないですよね。

それをここでは、緊張しないように平常心を保ち、体調も整えておかなくてはならず、加えて、美しい射と体配を行わなくてはならないのです。

私が高校1年生の時の3年生の先輩に、一人だけ参段を取得している人がいました。

高校生で参段を取得している人を見たのはその人を置いて他にはいませんでした。

当時の私には高校生参段はとてもすごいことのように思えたし、実際その県の昇段審査は厳しくて有名だったので、相当すごい人なんだなと、初心者ながらに思っていました。

段位取得が全てというわけではありませんが、実力や上達を現すひとつの手段でもありますので、がんばってください。







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