弓道における射癖について

弓道には、弓道を行う上で最も注意をしなければならない射癖があります。弓道の練習をしていくと、誰しもがその癖に気付きます。

その癖に気付いて、なおしていくことが弓道の上達には不可欠なのです。


1.射癖とは

弓道は楽しいものです。

美しい姿勢が身に付き、同じ弓道を楽しむ友ができ、生活にハリが出てきます。健康的にもなれるでしょう。

しかし、弓道に親しみ、練習を続けていくと、やがて慣れが出てきます。この慣れに人は甘えてしまうもので、最初のうちは基本通りに練習していても、少しずつ自己流が出てきます。

中るからそれで良いと、楽な方にあぐらをかき、そのままの射を繰り返していけば、やがて射に行き詰まります。それが射癖として、弓道の上達への大きな妨げとなるのです。

「くせ」というものは自分ではなかなか気付きにくく、なおそうと思ってもそうそうなおせるものではありません。

言葉遣いの「くせ」や、爪をかむ「くせ」、下唇をかむ「くせ」など、様々な「くせ」がありますが、第三者に指摘されて気付くことの方が多いと思います。それだけ自分にとって当たり前になってしまっているということです。

そして、射癖は心身に現われるものです。そして、その射癖の原因探索は大変難しく、原因がどこからきているのか、内面的なものなのか身体的なものなのか、なかなか自分では解決できないものです。

そのため、信頼できる先生の話を聞いて、なおしていくのが良いでしょう。アドバイスを聞いたら、先入観を持たず、すぐに射癖の治療を始めましょう。




いわゆる「くせ」というものは、基本から外れたことが原因となります。初歩に戻って、基本の「き」から正しい射形を身につけることを日頃から心がけましょう。


2.身体に関する射癖

身体に関する射癖をなおす場合、見た目に表れるものをなおせば解決するように思えるかもしれませんが、それでは根本的な解決にはなりません。部分部分をなおすことを意識しすぎて、かえってぎこちなくなり上達を妨げてしまったり、また、別の新たな射癖の原因となってしまうこともあり得ます。

そのため、その「くせ」が起きた原因をつきとめ、なおすことが必要となります。一つのことが原因となっている場合は射癖の原因探索も容易でしょうが、射癖は多くのものごとが要因となっていることが多く、原因探索はとても困難です。

しかし、複数の原因があっても、一つ一つの動作を正しく矯正していくことで、自ずとなおっていきます。

身体に関わるものは、足踏みから弓構えまでの静的な動作に関するものと、打起しから残身までの動的な動作に関するものがあります。それらの射癖をなおすために共通していることは、縦と横の十字線をしっかりと維持することです。


3.心に関する射癖

射癖の中には、身体に関するものだけではなく、心に関するものもあります。

心に関わるものは、中て気や恐れなど日常的な不安が射に影響を与えるものがあります。これらを克服すると、自分をコントロールすることができるようになるでしょう。







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