弓構えのやり方とコツ|弓道が上達する練習方法

弓構えは複数の動作から構成されています。

「取り掛け」「手の内」「物見」などを含めて弓構えとなります。

弓道の動作の中で、この弓構えには特に弓道の重要項目が含まれています。

適切に行えるようになると、弓道は現状より上達します。

今回は弓構えのやり方とコツについて3つのパートにわけて解説しました。


1. 弓構え|重大要素3つのやり方

弓構えの重大要素は「取り掛け」「手の内」「物見」です。

取り掛けでは矢を番え、右手のひねりを加えます。

強くひねりすぎたり、矢筈を押し込んでしまうと”失矢(しつや)”となります。

手の内は弓構えで整えますが、弓構え時に完成はさせません。

あくまで整える程度にします。

そういうのも、手の内は引分けによって完成するのが本来のあるべき姿だからです。

引分けより早い段階で完成させてしまうと、本来の力が発揮できません。

物見は正確には「物見を定める」といい、取り掛け、手の内と終えた後的を見定める動作をいいます。

物見を定めるときには、番えた矢にそって目線を動かし静かに顔向けをします。


2. これだけは押さえておきたい3つの重大要素のコツ

それぞれの重大要素にはこれだけは押さえておきたいというコツがいくつかあります。

いくつかあるコツのうち、3・4つを厳選しました。

■ 取り掛けのコツ
・必ず弦枕に弦をかける

・カケの中の親指が自分の方向を指すようにする

・右手の人差し指と中指を重ねるようにする

■ 手の内のコツ

・ガチガチに握りを握らない

・指がばらけないようにする

・天文筋がずれないようにする

・虎口を巻き込み過ぎない




■ 物見のコツ

・矢に沿って目線を移していく

・顔向けをする際反動をつけない

・体がねじれないようにする

・顔向けをしっかりする


3. 正面、斜面のそれぞれで気を付けたい点

弓構えの話で欠かせないのが、正面と斜面の射形による肘の張り方の違いです。

肘の張りがある射とない射とでは、引分けから離れに至るまで差が出てしまいます。

それぞれの射形で弓構え時右肘をわずかに張るのは同じなのですが、経過が少々異なるので気を付けましょう。

正面では弓構え終了時には、正面から見て弦と弓の間に顔が来るようにします。

正面ならではの気を付けたい点は、「大木を抱えるように」というイメージを強く意識しないことです。

これはイメージを膨らませるのにはうってつけですが、意識しすぎると肘は張りを失ってしまいます。

左と右の肘の張りを意識するようにしていきましょう。

斜面では弓構え終了時には、右肘の位置が取り掛けの位置からほぼ変化しないようにします。

斜面では羽びきを行いますが、この時あまりに大きく羽びいてしまうと手首に力が入ります。

そして肘の張りも失われてしまいます。

右肘は羽びく際に少し張るようにすると、肘が取り掛けの位置からほぼ変化しません。

以上3つのパートにわけて弓構えのやり方とコツについて解説しました。

諸動作が多い分、気にすることも多いですが、きちんとした弓構えができるとのちの動作に好影響を与えます。

弓構えという大きなくくりで考えるのではなく、弓道の重要項目3つが詰まっていると考えるといいかもしれません。

しっかりマスターして、さらなる弓道上達へつなげていきましょう。







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