弓道の審査について

弓道には段級審査があります。審査は個人の実力を計る標準であり、日々練習している成果を出す場でもあります。

大切なのは、自分が今何段である、と段にこだわることではなく、自分の実力がどのくらいに達しているかを知り、精進することです。


1.段級審査の受け方

弓道において段級審査を認許するのは全日本弓道連盟のみとなっており、その段級は、級が5階級、段が10級の計15階級にわかれています。

段級審査を受けるためには、連盟の会員でなければなりません。連盟の会員、というと手続きが面倒そうな印象を受けるかもしれませんが、自分の住んでいる地区の地区連盟に入会すれば、自動的に連盟の会員になります。

公営の弓道場や有名な道場では、まず連盟に加入していますので、そこで入会の手続きを聞くといいでしょう。

なお、受験の申し込みは、四段までなら地区連盟で受け付けていますが、締切期限は厳重に守られているので出しそびれのないように気を付けましょう。


2.段級審査の意義

弓道に限った話ではありませんが、段級試験を受ける意味としては、自身の練習の成果を確認したり、自分の実力のレベルを確認したりと様々だと思います。しかし、一番大切なことは、段位にとらわれすぎず、目標に向かって努力することだと思います。

もちろん、段位に合格することは楽しいことで大切なことですが、それに満足してしまってはいけません。通過点であることを意識し、精進に努めましょう。

ただし、段級の数にとらわれるのはよくないことですが、段級審査を受けること自体は、自身の鍛錬や勉強の点からも有意義だと思います。


3.受験にあたっての心構え

段級審査を受けるにあたり、目標を決めることはとても大事です。

既に段級を持っている人は順当に一つ上の段級を受けることになりますが、初めて受ける場合は、先輩や先生に相談するといいでしょう。

また、最初に試験を受けるときに、目標の段位を記入しないで、審査員の査定によって段が決まるという受験方法もあります。普通はこの審査が審査日の最初に行われます。

受験前の練習については、これといって特別なことが必要になるわけではありませんが、審査員は日頃の実力を見ようと、しっかり挙動を見てきます。このため、普段と勝手が違って感じられ失敗しがちです。




試合前日は軽い練習で済ませ、気を楽にして通常通りのリズムを守りましょう。初段以上を受験する人はは学科試験があるので、問題に目を通したり先輩に話を聞くのもいいと思います。

また、前日の内に、予備の弦(かえ弦)や弓、弽を点検しておくと、受験日当日余裕を持って弓の張り替えに臨めます。


4.受験当日

受験当日は早め、できれば開始1時間前くらいに試験場に行き、控え場所や自分の弓の置き場所など決めておくといいでしょう。引く直前に道具を間違えたりすることもあるので、不安な人は目印などを付けてもいいかもしれません。

受験開始前に主催者側からある注意点などはしっかり聞き、不明点は質問をしておきましょう。

また、自分の属する組の順番や時間などは確かめておき、時間に余裕がある場合は心身を休め調えるよう心掛けましょう。この、自分が属する組のこと、あるいは射るところまで含めて「立ち」といいます。

弓はできるだけ早めに張りましょう。張りたての弦は弓の調子が出ず、日頃の実力が発揮できなくなってしまいます。また、ギリ粉、筆粉は射位はもちろん、控えの本座に出てからは使用しないようにし、立つまでに着けておきましょう。

時間が来て指名を受けたら、同じ「立ち」の人達の仲に入り、挨拶をして交わしておきましょう。

自分が行射するときは、熟練者でも気持ちが上がりがちです。中てたいと思っても中るわけでもないので、うまく引こう、中てようとは思わず、欲を出さないことが肝要です。

引き終わったらそのまま前に進み、一番後ろの場合は、一歩下がって本座の後ろを通り、所定の出口から出ます。


5.学科試験

初段以上は学科試験があり、その時の都合により学科と術科が前後することがあります。

学科試験の問題は、弓道の道具に関する常識程度のものから射法、射術、射礼、精神的な問題まで様々ありますが、共通していえるのは自分の体験や見聞をもとにして書きましょう。

自分の体験談はその人自身の実力なりを表すものであり、借りものは長年経験のある試験委員にはわかってしまうといいます。

答案については、弓道に限った話ではありませんが、次の点に注意するといいと思います。

問題の趣旨を理解し、見やすい字で、簡潔に明確に書きましょう。また問題の内容にもよりますが、三段以上は体験を中心として書きましょう。







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