弦の種類|弓道が上達する練習方法

弓と弦。矢を放つためには欠かせない道具です。

このうち弦には様々な種類があり、購入の際に迷うことも多いと思います。

どういった繊維の種類があって、何がどう違うのか。

今回は様々な種類がある弦について解説します。

自分に合った弦を選び、弓道をより上達できるようにしていきましょう。


1. 弦の種類

弦には、合成弦、化学繊維の弦、麻弦といった3種類があります。

合成弦とは、麻弦と化学繊維の弦を合わせた弦になります。

合成弦や化学繊維の弦は「丈夫さ」を売りにしており、正しく使えば随分と長持ちします。

うまくいけば1000射程度は引ける耐久性をほこります。

また、合成弦は手ごろな500~700円程度で購入できるものもあります。

弦音の良さやキレの良さは3種類のうち、合成弦がいいです。

化学繊維の弦では弦音が出にくいという欠点があります。

また、麻弦は3種類の中で最も耐久性が低いという欠点を持っています。

1000射程度を耐える可能性があるほかの弦に比べ、麻弦は300射程度ほどの耐久性になります。

値段もほかの弦に比べ高めになります。


2. それぞれの弓には適した弦がある!?

さきほどの項目までを見れば、ならば合成弦がいいんじゃないかと思うかもしれません。

しかし、使用している弓によっては適していない弦もあります。




ここでは【グラス弓】【カーボン弓】【竹弓】といった3種類で適している弦、適していない弦をリストアップしました。

ちなみに麻弦は耐久性の問題こそあれ、弓の種類は問わず使用することが出来ます。

【グラス弓】
〇 適している弦

・化学繊維の弦

・合成弦

△ あまり適していない弦

・一部の化学繊維の弦(例:金龍)

× 適していない弦

・特になし

【カーボン弓】
◎ 特に適している弦

・一部の合成弦(例:吟、ひのくに、響)

〇 適している弦

・化学繊維の弦

△ あまり適していない弦

・特になし

× 適していない弦

・特になし

【竹弓】
◎ 特に適している弦

・一部の合成弦(例:吟、ひのくに、光)

〇 適している弦

・一部の合成弦(例:昴、弓神)

△ あまり適していない弦

・特になし

× 適していない弦

・一部の合成弦(例:茜、流星、ヤマト)

以上弦の種類について解説しました。

同じ弦の種類でも適している弓の種類が異なる場合があります。

今回はあまり弦の太さについては解説しませんでしたが、弦の太さについては引き手の好みです。

自分の引きやすさ、矢筈の溝の大きさと照らし合わせて選びましょう。

自分に合った弦を選ぶことも弓道を上達させる上で重要なことです。

しっかり違いをおさえて、さらに弓道を上達させましょう。







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