弓道初段を受けるために早気を治したいと思っているあなたへ

弓道が上達してきたし、昇段審査を受けたいのに、早気が治らない!と困っている人はいませんか?

今回の「弓道初段を受けるために早気を治したい」では、早気を克服する方法をご説明します。


1.弓道の審査で初段を受ける際

昇段審査では、弓道射法八節がきちんと理解できて実践できているか、体配ができるかどうかをみられます。

上位段であれば的中も必要になってきますが、初段では的中までは求められません。

初心者の大学生や一般の方はここから始めることがありますので、まず取得する基本の段だといっていいでしょう。

高校生は級から始める場合もありますが、焦って段を取得しなくてはいけないというわけではありませんよ。

あくまでも、今の実力を簡単に現すときに級や段を用いるのであって、2級でも大会で優勝する人もいますし、2段でも的中が低い人もいますので、一概には言えませんから自分のペースで進めてください。


2. 初段で早気の癖がある場合

さて、昇段審査ですが、初段は、「射形体配型に適って、矢所の乱れぬ程度に達した者」という基準があります。

有段者の方や、先生にはお叱りを受けるかもしれませんが、会は長くなくてはならないとはどこにも書いてありませんよね。

矢所の乱れぬ程度に、ということなので、矢飛びがまっすぐであればよい、と解釈しても良いのではないでしょうか。

かといって、全く会がないと射法八節のひとつを跳ばしているわけですから、少し問題になってくるかもしれません。




矢飛びが乱れる可能性のある離れよりは重要視されないかもしれませんが、早気はあまりかっこいいものではありません。

しかし、もうすでに早気の癖がついてしまっている人は、なかなかこれを回避できません。

では一体どのようにしたら早気が克服できるのでしょうか。


3.審査の前に癖を克服したいと思ったら

はっきり言って、昇段審査の前に早気を治すのは不可能です。

次の審査が、1年後でも厳しいかもしれません。

早気の癖は治りにくく、巻き藁やゴム弓ではできても的前に立つと離れをしてしまう人が多いのです。

よって、完治させることは容易ではありません。

しかし、可能性として、早気を緩和させることはできるかもしれません。

とにかくひたすら的前に立つことです。

まずは矢を持たない状態で一連の弓道射法八節の動作を行ってみましょう。

矢がないので、手を離すと危険ですよね。

危険とわかっていて離す人はいません。

もう一つの方法として、的に自分の大切な物を置くという方法もあります。

生き物は置かないでくださいね。

携帯電話とか、好きなアイドルのファイルとか、中っても良い、でも中ると確実に自分がダメージをうけるものを置くと効果はあります。

伸び合いを感じて引いてもらうのが一番ですが、的にとらわれている人は、頭ではしようと思っても、なかなか行動には起こせないものです。

荒療治ではありますが、上達のためのひとつの手段として参考にしてもらえたらなと思います。







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