離れでの恐怖心を克服して弓道を楽しもう

初心者の多くの方から「離れが怖い」ということを聞きます。

この問題は、最終的に自分自身との戦いになりますが、今回の「離れでの恐怖心を克服して弓道を楽しもう」では、離れでの恐怖心が少しでも消え、弓道の上達の手助けができればとおもっています。


1.弓道では誰しも持つ離れでの恐怖心

初心者の方が、離れが怖いと思うことは決して恥ずかしいことではありません。

初めてのことに緊張してしまうことは、誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。

その緊張が、人によっては恐怖心にもなるし、ワクワクして楽しみに思う場合もあります。

それぞれ違う考え方があるのは当然のことです。

私の同級生も恐怖心のあまり離れができず3か月近く道場に立てなかったほどです。

彼女も数か月もすれば立派に弓を引けるようになりました。

離れでの恐怖心は、「離れにおいて痛みの伴うイメージを植え付けてしまった」場合と、「実際に痛い思いをした」の大きく分けて2つです。

今回は、離れにおいて痛みの伴うイメージを植え付けてしまった場合の、恐怖心の克服の方法を考えていきましょう。


2. なぜネガティブなイメージがついたのか

離れを教える際に、安全に弓道を行ってほしいという気持ちから、痛々しい実例を取り上げてその危険性を説明する人がいます。

確かに、ふざけて弓を引くと危険だということを示すには、それはとても効果的なのかもしれません。

しかし、同時に恐怖心を植え付ける可能性があるということを忘れてはいけません。

もしかしたら、この記事を読んでいる人はそういった「痛々しい実例」を聞いてしまったのではないでしょうか。

あえてここには書き出しませんが、私自身も初めての練習でその実例を聞いたときは怖くなってしまいました。

聞かない、気にしないことが一番ではありますが、聞いてしまったものはどうしようもないですよね。

本来は、正しい射をしていれば、その「痛々しい実例」のようなことは起こりえません。

初心者では、自分の射に自信がなく、迷いがあるために恐怖心が産まれるのです。

恐怖心を克服するにはまず、自分の射に自信を持つことが必要になります。





3.ポジティブなイメージを持とう

具体的には、一人で引き分けができる、というのが一つの目安でもあります。

引き分けができるということは、上達してきていて、かけ枕がきちんと弦を固定しているということです。

意識していれば、引き分けの段階で勝手に離れるということはありません。

会まで保つことができれば、最初のうちはゆっくり腕を戻してもいいです。

恐怖心の中で離れをすることは困難だと思います。

離れは自然に起こるものですが、最初のうちはどれが自然な行為なのかわからないものです。

可能であれば、離したいなと思うタイミングをじっと待つことも一つの手です。

待っている会の間は、止まっておくではなく、内側から力を込める、伸ばすというイメージで弓を持ちましょう。

それから、的を得てやるぞという野心も離れができる方法です。

初心者の方はまず的のある土にまで到達することも難しいかもしれません。

しかし、早く矢を放ちたい、飛ばしてみたいという気持ちが大きくなれば大きくなるほど、恐怖心は小さく小さくなっていきます。

技術的な面でいえば、私が教わったのは、弓の中に自分の体を入れるように引き分けを行うというものでしたが、間に入れると聞くと挟まれてしまうイメージが産まれるようで、これは怖がる人が増えたために言い方を変えます。

簡単に言うと体に弓矢を添わせるのです。

引き分けで矢を頬に添わせると自然と弓矢の間に入った形になります。

体に沿わせていなければならない理由は、体で弓矢を支えることができるからです。

離れの際に弓矢が体から離れていると、弓矢がぶれて体に当たる原因につながります。

それから髪型にも注意が必要です。

髪の毛がだらんと長すぎると弦に巻き込んでしまうことがあります。

できるだけヘアピンは使わずに一つにくくっておくことをおすすめします。

意を決して離れを行うということは何か大きな事を成し遂げることのように思われるかもしれません。

きっと、大丈夫です。

時間はかかっても離れを一度経験してしまえば、その楽しさに魅了されるはずです。

ゆっくり挑戦していきましょう。







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