弓道における胴造りと丹田
胴造りは弓道全体にかかわる大切なものですが、単に足を開くものではありません。よく、重心を体の中心に置くと表現されますが、そのポイントは丹田にあります。
この丹田をしっかり意識することで、胴造りは常に安定したものとなり、弓道も上達していくでしょう。
1.丹田の場所
胴造りの練習のとき、丹田についてたびたび言われると思います。弓道の練習中、体がふらついたりすると、「丹田が入っていない」など言われ、時にはこぶしでぐっぐっと押されることもありました。
丹田はエネルギーが湧き出る場所として、2000年以上前から伝えられています。万物のエネルギーはこの丹田で練り合わせるといわれ、「丹」とは不老不死の薬、「田」はそれを生産する場所、という意味があります。
しかし、丹田は実際に目で見たり触れられる類の体の器官ではありません。
自分が意識をして感じる場所で、体を思いのままに動かす中心点のことです。より具体的な場所は、へそから指3~4本下から腹の奥の中心にあるといわれています。
この丹田を入れることで、体の力みが抜け、思いのままに弓道をすることができます。丹田を入れることができるようになると、弓道もぐっと上達することでしょう。
2.丹田はどうやって入れるのか
単に丹田を入れようとへその下を意識すると、無用な力が上半身に入ってしまいます。下腹部は張り、背中や腰、肩が緊張します。
結果、重心を保ちながら行射を行うこと自体が困難になり、ふらつき、的中も悪くなるばかりか、姿勢が崩れ、満足いく行射ができなくなります。
丹田がきちんと入ると、足の裏はピタリと地面につき、体重が無理なく下半身に乗ります。ふらつきや力みがなくなり、高いパフォーマンスを発揮することができるようになるでしょう。
そうなるためのポイントの一つが姿勢です。
正しい足踏みを踏むことが前提です。背筋を伸ばして下さい。
より具体的には、頭の頂点を引っ張られているように、かかとをつけて背伸びているイメージがいいでしょう。そこから、ゆっくりと長く息を吐いて下さい。
二つ目のポイントは呼吸です。
吐く息につられるように、肩の力や背中の緊張が抜けていくことを感じて下さい。ただし、背筋の芯はそのままです。
そうすると、上半身の体重が自然と丹田に集中していることを感じると思います。
丹田が入ると、驚くほどの安定感が出て、上達を実感できます。丹田が入った胴造りは、体が歪むことがないのではないかと思えるほどです。
ところで、スポーツとしての弓道は中の胴造りが良いとされ、総体の中央に重心が乗り、かがんだり反ったりすることのない胴造りが望まれます。
もし、試合や審査で体が緊張し、固くなってしまったら、丹田を入れることを真っ先に意識しましょう。力が抜けると緊張も和らぎ、落ち着いて弓を引くことができるようになります。
そのため、普段の練習でも正しい胴造りができるように努めることが大切です。
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