弓道における弓構えと手の内
手の内は、弓道の発射の動きを考えたときの、弓の握りの形をいいます。とても難しく、上達にはよく練習する必要があります。
ここでは弓構えでの手の内の調え方を説明していきます。
1.弓構えにおける手の内の調え方
「手の内」は、先人たちが自由自在に弓を生かすために考えられた方法です。昔から「紅葉重ね」と呼ばれ、今もなお合理的な方法だといわれています。
手の内は矢の速度、貫通力、飛び、また集中力に影響する大切な技法です。しかし、難しいことでもあるので、上達のためにはしっかりと修練を積む必要があります。
では、弓構えでの手の内の調え方を説明していきます。
まず、左手の親指の付け根の部分に、弓の弦に面した内側を当てます。続いて、左手親指と人差し指の間にある皮を弓に巻き込むように押しつけます。
この部分の皮を巻き込んだら、最後まで動かないようにしましょう。これは、角見を利かせる、角見を巻く、などといわれます。
次に、天紋筋と呼ばれる、小指の付け根の腹の下辺りにある筋に、弓の外側の角に当てます。左手の小指を巻きつけたら、薬指、中指と共に三本の指がそろうようにして弓を握ります。
この動作は弓構えのみならず、打起し、引分けにいたるまで、意識せずに行えるように練習しなければなりません。弓道に限らず、物を持つ運動は、自然に一体になることが理想だからです。
例えば、お茶を急須から湯のみに注ぐとき、また、湯のみのお茶を飲むとき、急須や湯のみを手にとることに意識を傾けている人はいないと思います。それらの道具を扱うことそのものが目的ではないからです。
弓道も同じであり、使い方を学ぶことは必要ですが、道具を使うことそのものが目的ではありません。弓道を行うために弓を扱うということを忘れてはいけません。
2.弓構えでの注意点
弓構えで手の内を調えたとき、注意したいことがいくつかあります。
まず、3本の指をそろえて弓を握ったとき、手の皮(角見)が緩まないよう気を付けましょう。最初だけではなく、離れ、残身に至るまで緩めないようにしましょう。
これは、中りの良し悪しに大きなウェイトを占めているからです。
最初のうちは手の皮が痛むでしょうが、練習を重ねていくと慣れていくものです。
ただし、角見の動きが重要である、と過度に力をかけてしまうと、いわゆる「上押し」気味になってしまうことがよくあります。
弓道の弓の特性上、2:1の割合の位置を正しく握り、力を真っ直ぐにかけることで矢は真っ直ぐに飛びます。しかし、ただ握るだけでは矢は上方向に飛びやすいため、「上押し」が強くなりがちになってしまいます。
理想は中押しです。力のバランスの取れた中押しの正しい手の内を身に付ければ、的中もずっと良くなり、上達が見込めるでしょう。
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