効果的な射込みのやり方 | 弓道が上達する練習方法
弓道の稽古は、古来より3つの稽古の重要性をいわれています。「見取稽古・数稽古・工夫稽古」とあり、ここでは、「数稽古」と呼ばれている「射込み稽古」の意味をしっかりと理解し、弓道上達を目指して、日々の練習で活かしていきましょう。
1.射こみ稽古を活用する
射込みとは一つの的に対して、多数の射手が矢を射こむことで、日置流印西派では体配のとき、この射込みの形式をとる、とされています。
この本来の意味とは違って、「射込み」「射込み練習」「射込み稽古」などと、実際に弓を射る練習のことを指している場合もあるようです。
弓道初心者は、はじめに道具を何も持たずに弓を引く動きを行なう「徒手稽古」を中心に射法八節の動作を繰り返し練習します。
次に「ゴム弓稽古」「巻藁稽古」を経て、的場の至近距離から段々と距離を取っていく、「射込み稽古」へと段階を踏んでいくことが多いようです。
実際に弓を射る「射込み稽古」に入る前には、素引き稽古、ゴム弓稽古、巻藁稽古の段階で、射法八節の動作をしっかりと覚えるようにしておきましょう。
素引き稽古は、射法八節の動作を確認できる有効な稽古方法です。
ゴム弓稽古では、離れの稽古ができる点が特徴です。動作を伴いながら、よい離れのイメージをつかむことができるので、初級者の稽古に多く用いられています。
また、ゴム弓稽古は稽古場以外の自宅でもできますので、稽古場での練習がなかなかできない場合などに是非取り入れていきましょう。
巻藁稽古は、的前練習の一歩手前になります。巻藁稽古では、的中を気にすることなく、動作に意識を集中させやすいので、正しいフォームと自分の修正点を確認することが可能になります。
巻藁稽古で、射法八節の動作をしっかりと確認して、よいイメージを意識して、実際に矢を放つ感覚を覚えて、動作が一定にできるようになるまで繰り返し練習しましょう。
的前での射込み稽古では、至近距離から始めて、少しずつ距離を離して射場からの射込みができるようにしていきましょう。
2.3つの稽古を効率的にする
古来から、弓道を習得するために大切な「見取り稽古・数稽古・工夫稽古」という3つの稽古方法があります。
見取り稽古は、他人の行射を見て技を学ぶことにあります。先輩や上級者に限らず、後輩や初心者からも多くのことが学ぶ機会があるでしょう。
数稽古は、矢数稽古とも呼ばれ、多くの矢を射ることで頭で理解したことを体が自然と正しい形として動けるようになるように、回数を繰り返して練習することをいいます。
弓道初心者が、自分の体格、体力に合った射形を見つけるためには、矢数をかけることが大切なことといわれています。
しかし、ただやみくもに矢数をかける射込み稽古をしていても、射形は整うばかりか、疲労や、故障から射形が崩れてしまったり、射癖があらわれて、またその矯正もできなくなってしまう場合もあるので、注意が必要です。
工夫稽古では、自分の射形・射技を見つめ直し、さらなる上達を目指して、色々な稽古法を工夫して行ないます。
見取稽古、工夫稽古を無視して矢数をかけるだけでは、意味がありません。
一射一射をきちんと反省し、無心で矢数をかけることを念頭におきましょう。
矢数をかけることは射形を完成させるためには、大変重要でありますが、稽古場の状況によっては、時間や場所の制約でままならないこともあるかと思います。
このような場合は、一つの的に何人かで射込む練習、射込み稽古が活かされてきます。
射込み練習は、時間の制約や、色々な稽古を行なう際に効率的な練習方法になるので積極的に取り入れていきましょう。
これらの3つの稽古を万遍なく行なうことが、あなたの弓道上達の第一歩になるでしょう。
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