弓道の押手を強化する筋トレメニュー
弓道での左手のことを”押手”といいます。
この押手が的中を大きく左右することは、弓道をしている人なら誰しもが感じていることだと思います。
これは正面、斜面関係なしに共通です。
しかし中には、押手のパワーに関して不安を抱いている人もいるでしょう。
そこで今回は、押手を強化する筋トレメニューを解説します。
押手を筋トレで強化して、さらなる弓道の技術を上達へつなげていきましょう。
1. 押手に関係する筋肉は3か所
押手を強化するにあたり、筋トレを行いたい筋肉は次の3箇所です。
手の筋肉、前腕筋、三角筋です。
前腕とは手の平から上腕にかけての部分です。
三角筋は、上腕と肩とをつなぐ三角形の筋肉です。
この3か所を鍛えることで、押手の強化ができます。
2. 手の筋トレ
手の筋トレを行うことで、握力を向上させることができます。
最低限の握力があれば弓を引くことは可能ですが、やはり自由にコントロールできる余裕のある筋力が欲しいところです。
この手の筋トレではハンドグリップと呼ばれる道具を用います。
100円均一などでも手軽に入手することができます。
【 ハンドグリップでのトレーニング方法 】
(1)肘を軽く前方へ曲げた状態で立つか、座っておきます
(2)手の甲を自分に見えない側に向けて、ハンドグリップを握ります
(3)姿勢を維持したまま、ゆっくりしっかり握ります
(4)しっかり握れたら、ゆっくり緩めていきます
(5)3~4の動作を10回を1セットとし、左右各2~3セット行います
3. 前腕筋の筋トレ
前腕の筋トレを行うことで、弓を最後まで押し続ける力を向上させることができます。
この前腕筋の筋トレではダンベルを用います。
もしダンベルがなければ、ペットボトルに水を入れても代用できます。
【 ダンベルでのトレーニング方法|リバースカール 】
(1)姿勢を正して両手でダンベルを持ち立ちます。この時、ダンベルを持っている手の平は下向きにしておきます
(2)腕は15度程度の角度になるようにし、脇をしめます
(3)肘は動かさず、ゆっくりと息を吐きながらダンベルを約90度の位置になるまで持ち上げます
(4)ゆっくりと息を吸いながらダンベルを元の位置に戻します
(5)3~4の動作を10回1セットとして、2~3セット行います
4. 三角筋の筋トレ
三角筋の筋トレを行うことで、背中から肩、腕、手にかけての押し続ける持久力が向上します。
このトレーニングではどこの家庭にもあるタオルを用います。
(1)姿勢を正してタオルを両手に持ち立ちます
(2)タオルを持った手を、太ももの前側に少し浮かせる状態で構えます
(3)タオルを両方に目いっぱい引っ張り、その状態を10秒間キープします
(4)ゆっくり力を解きます
(5)完全に力が抜けたら、30秒程度のインターバルを挟みながら3~4の動作を3セット行います
以上弓道の押手を強化する筋トレを解説しました。
押手の強化と一口に言っても、使用する筋肉は複数あります。
手、腕、肩とまんべんなく鍛えて、さらなる弓道の技術を上達させていきましょう。
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