詰め合いと伸び合いとは?|弓道が上達する練習方法
弓道の基本動作中にある会ですが、実は3つに分けることができるのをご存知でしょうか。
会は、「詰め合い」「伸合い」「やごろ」に分けることができます。
今回はそのうち、「詰め合い」と「伸合い」に焦点を当てて3つにわけて解説していきます。
詰め合いと伸合いのポイントをおさえて、さらなる弓道上達へつなげていきましょう。
1.「詰め合い」は見た目の要素
詰め合いは形の上で矢を放つのに必要な要素がそろえることです。
形の上の必要な要素は、次のステップを踏んでそろえるようにします。
① 自身の矢束を引き収め
② 狙いが的につき
③ 胸に弦がつき
④ 頬付けがされている状態
この4つすべてがそろった状態が「詰め合い」です。
ここでのポイントは、矢束です。
矢束とは自分自身の身長の約半分のことをいいます。
矢じりから矢はずまでの距離ではないことがポイントです。
足踏みで踏み開く足幅も、引き分けた後の左手から右手までの距離も、実はすべて”矢束”です。
自分自身の矢束をしっかりおさえておくとスムーズに引き収めることができます。
詰め合いは目視で確認できる要素でもあるので、確認、改善がしやすいです。
2. 「伸合い」は内面の要素
「詰め合い」で見た目の要素を満たした次には、「伸合い」を行います。
伸合いは内面の要素で、上空から見て弓をねじり押し引くようになります。
左手では時計回りに弓を伏せるように弓を押し開いていきます。
右手は左手のねじりに反するねじりを加えつつ、締めていきジリジリと引っ張っていきます。
ここでのポイントは、伸合いは見た目の変化はほとんどないということです。
見た目の変化はほとんどないものの、この伸合いが不十分だと早気やもたれになったり、良くない離れになる可能性があります。
何秒あればいいというものでもないので、次に来る離れのために伸び続けるようにしていきます。
3. 会での詰め合いと伸合いで的中は変わる
会は「詰め合い」と「伸合い」、「やごろ」で構成されていると話をしました。
詰め合いで矢を放つための4つの要素をそろえ、伸合いでいよいよ最高の状態で矢を放つ伸長を行います。
この2つを経て矢を放つ直前の状態を「やごろ」といいます。
ではなぜ会での詰め合いと伸合いで的中が変わるのか。
詰め合いができていない射は、全体的にコンパクトな射になります。
コンパクトな射では、離れでの無理矢理の調整を行ってしまいます。
伸合いができていない射は、例え詰め合いができていたとしても、伸長が足りず離れが自然と出るのではなく無理に出すようになってしまいます。
何か無理矢理に行う射は、安定性に欠けます。
これでは安定した的中も、弓道の上達も見込めません。
以上3つにわけて、詰め合いと伸合いのポイントを解説しました。
一長一短に身につく技術ではありませんので、普段から気にかけ実践していくことで身についていきます。
この技術が身につくと、弓道もぐっと上達していきます。
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