弓道の上達と最終目標
弓道には真・善・美という教えがあります。対戦相手と競う他の多くのスポーツと異なり、自らと向き合いその精神性を問われるため、その最終目標もかなり特異的なものとなっています。
1.真の弓は偽らない
弓道をする上でよく言われるのが、正しく射れば矢は必ず的中する、という事です。
的中しないのは、正しい技を身に着けていないか、精神に乱れがあったか、あるいは道具が適正ではなかったか、などが考えられます。
弓道でいう真の最終目標とは、技術的な追求のことを指します。
弓道の真は、技の上達によってある程度は近付くことができます。弦音、的中など、これらに答えが現れてます。
しかし、哲学的な問題ではありますが、的に真っ直ぐに的中したからといって、その事象そのものは真実であっても、その一方で偽りの射とはどんなものか、と思考し続けるものでもあります。この真を追求していくことこそ、弓道の「みち」と言えるでしょう。
2.善
弓道でいう善は、倫理性を指す言葉です。
弓道は自己をコントロールするメンタルスポーツでもありますので、平常心を失わないことが善の最終目標です。
弓道を行う人は、基礎を学ぶため、己の上達のため、その精神性を学ぶためなど、目的の差こそあれ、一度は射法訓を読んだことと思います。
射法訓の「進退周還必ず礼にあたる」とは、教養・反省・平和・平等などを表した、儒教的な教えです。
相手を羨むことや争うことは、弓の倫理である「不争」から外れてしまいます。
弓道によって親しみ、相手を尊重すること。心が穏やかであること。
ストレスが蔓延している現代社会において、大切な教えではないでしょうか。
3.美
歴史の話になりますが、日本人の弓に対する精神性は少し特殊だったようです。
曰く、「弓は美しい」。戦争の道具として弓が使用されてきた歴史は、数多くの民族で共通していますが、弓を信仰の対象としていた民族は、そう多くなかったといいます。
自身の背丈よりも長大な弓は、取り回しに不便ですが、弓の美しさと尊厳を損なう事を恐れたが故に、他の弓にはない、女性的な曲線をもった弓になったそうです。
日本人の精神性は、かくも、美しい形、美しい心を求めているのかもしれません。
「美しい」ということは、芸術や文学などで高い目標とされています。
では、弓道でいう美の最終目標といえば、前述した「真」と「善」を具体的に表現した射ということになります。
美しい形は偽らない真の技であり、美しい心は争わない善の心です。
一度だけ、先生に教えていただいていた最中、素晴らしい射に出会った事があります。そのときは中てようと思っていたのではありませんでした。
先生が補助をしてくれているままに引き分けると、離れたのかどうか自分でも分からず、気付くと的に的中していました。
未だにあの射に再会した事はありません。
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