巻藁練習の重要性 | 弓道が上達する練習方法
弓道初心者がゴム弓の次の段階に巻藁を使ってする練習を巻藁練習といいます。実際に弓に矢を番えて、近距離の巻藁に向かって矢を射る練習です。
1.巻藁練習の効果とは
巻藁は、弓道における型の稽古用の的です。藁を、長手方向に矢が突き抜けず、且つ矢を傷めない程度の強さで束ねてあり、直径は30cm〜50cm、奥行きが80cm程度あり、巻藁の中心が肩先程の高さに来るよう、専用の巻藁台に据え置いて練習をします。
安全面から巻藁はある程度大きい方が良いとされており、巻藁の後ろには矢が外れた時にそなえて畳をおくことをすすめられています。
巻藁では、的中を気にせずに練習を行なうことができるため、自己の動作に意識が向きやすく、弓道初心者だけでなく、上級者にも適した練習方法のひとつです。
正しいフォームと自己の修正点を確認することができるので、一定にできるようになるまで繰り返し練習することで効果が上がります。
巻藁練習は射法八節の動作を確認し、行射のよいイメージを形成するために有効な手段です。
初心者でなくても的前に入る前に、体を慣らす為や型確認の為に巻藁練習を行います。体だけでなく、竹弓の場合は巻藁練習で弓を慣らす意味もあります。
巻藁で練習をする場合は、巻藁との距離を2mあまりに保つようにします。
実際に矢を射る練習なので、前後左右をよく確認して行なうように気をつけましょう。
また、矢を抜く際にも周囲をよく確認して、安全に注意しましょう。
巻藁練習の大きな目的は、射法八節を正しくしっかりと体に覚え込ませることを前提としています。
弓道初心者の他にも、早気などの射癖を直すために、会の伸合いや詰合いをしっかりと確認するために、上級者が積極的に巻藁練習を活用することがあります。
巻藁には的はついていないので、市販のビニール製の的やシールなどを貼って練習することで的を狙うイメージもつかみやすくなるでしょう。
ただ、やみくもに矢数を増やすためだけに巻藁練習を繰り返しても、それは意味がありません。
巻藁でも、一射一射を大切に気持ちを込めて行なうことで、正しい射法八節が身につくのです。
巻藁を射るときは、狙いをつけることは必ずしも必要とはされていませんが、高さには充分注意しましょう。
繰り返し練習して射形を固めていくので、矢先があまり高すぎたり低すぎたりすると、引分け、会、離れにすべてそのような癖がついてしまうので、自分の身長に合った高さを知っておく必要があります。
初心者が、もし間違った高さの巻藁で練習を繰り返してしまうと、それで固まってしまいますので、気をつけてください。
巻藁練習の手順は、執弓の姿勢で揖をしてから始めます。
巻藁練習まできたら、次はいよいよ的前での練習になります。
巻藁での練習は、初心者の上達、熟練者のさらなる上達、そして準備運動として非常に有効な練習方法です。
ここでの練習をおろそかにすることなく、弓道上達のためにコツコツと繰り返し練習していきましょう。
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