離れで弓手が上がるのを改善するには?|弓道が上達する練習方法
弓道の射法八節、会に続く第7項目の離れは、会での詰合いから伸合いに移り、心、気が共に充実したところ「彀(やごろ)」で、気合の発動によって体を中心から左右に割り開いて発射させることをいいます。
弓道の上達を目指して、より自然な離れを習得できるように練習してみましょう。
1.離れをよく理解する
弓道での離れは、会の伸合いが極限状態になった彀(やごろ)の瞬間に矢が放たれることを指します。また、離れとは絶好の時機に自分で離すことが大切になります。これは、練習の積み重ねによって、初めて彀を体得できると言われています。
また会と離れは一体不離のもので、仏教の会者定離(えしゃじょうり)という言葉からきていると言われています。
このように、離れは会の延長であり、会は引分け、引分けは打起こし、打起こしは弓構え、胴造り、足踏みと射法八節の各過程をしっかりと正しく行なうことで、正確な離れを得られるようになります。
会から離れは、実際に弓射完了の静から動への瞬発的な動作になりますが、これは、力と伸合いと気力のバランスが最高の状態で充実したときに発射される瞬間が「自然の離れ」として、理想とされています。
離れは自然に離れないといけないという教わり方をされてしまうことがありますが、離れは自然に出るものではなく、離れを出すための働きかけが必要となってきます。
自然な離れというのは、外見上不自然に見えないようにするということで、最初のうちは特に、離すための技術も必要となってきます。
まずは、弓手(押手)で離れを誘うということを覚えることが大切になってきます。
2.バランスをよく感じて離すこと
理想的な自然な離れを習得するためには、弓手(押手)で離れを誘うようにすることが大事になりますが、この時に、多くの人に弓手が上がってしまうという射癖に悩まされることがあります。
弓手が上がる原因のひとつとして、会の際に、腕と肘を使っている場合があります。これでは、大きく引分けができなくなってしまいます。
また、弓手の伸びが充分でなく、押しができていないといったことも考えられます。
正しい離れを呼ぶためには、腰を中心にして、弓の中に体が入り、体と肩が充分に働いている状態にすることが重要です。
弓構えから正しい胴造りを取って、残身まで動かさないという意識を強く持つことが大切になります。
肩の力だけで弓を引いていることが多く見られるので、胸の中筋から左右対称に力を入れる意識も必要になってきます。
そして、胸の中筋、手の内、妻手前腕の三か所を基本に力を入れるように意識すると、肩に余計な力が入らないことがわかると思います。
また、息合いも大切になります。離れでは丹田を強く意識して呼吸を行ない、離れのときの状態は、吐く息となっています。
常に動作と息合いとのバランスを意識して前後の動作と連動させて、修正していき、少しずつ改善、修正を繰り返して、弓道の上達を目指していきましょう。
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